回答は届いたけれど・・・。津市長への公開質問状(1) ぼう然。

 青山高原保健休養地管理株式会社の臨時株主総会が、3月24日に開かれました。この会社の大株主は津市で、いわば、この会社は津市の外郭団体なのですが、お役所の管理する会社の株主総会としてはあまりにヒドイ運営だったので、私たち住民の会は4月5日、これについての公開質問状を津市長あてに出しました。
そうしたら、4月15日付けの津市長名での回答(とは言えないのですが)文書が、どういうわけか4月22日に届きました。前回は書留で届けられましたが今回は普通郵便でした。重要な文書ではなかったようです。

で、その回答ですが、ほんとに、全く回答になっていないのです。

以下、何回かに分けて、質問と回答を併記してこのブログに掲載します。

質問の一部は、こういうものでした。

     臨時株主総会の開催請求は256名(法人を含む。株主数の約40%)の株主によって行われ、委任状を含めた議決権数は解任賛成が3790株、反対が720株であった。解任賛成が圧倒的多数を占めていたにもかかわらず、津市は株主の総意を無視して議決権を行使し、解任に反対した。理由について説明を求める。

④ 総会当日、議長を務めようとした管理()代表取締役に対し、解任要求された当人が議長を務めるのは議事進行の公正さを欠く、として議長交替を求める動議が出されたが、市は議決権を行使して反対した。結果、その後の議事では、公平に賛成反対それぞれの意見を裁くべき議長が、自ら解任反対の意見を述べ続け、解任賛成の意見は議長職権をもってこれを封殺するという異常な総会運営に終始した。指定管理者である管理()を監督すべき立場にある津市による誤った議決権行使が、このような不公正をもたらしたと言わざるを得ない。責任についてどのように考えるのか。

その答です。

(質問事項①及び④について)

  会社法や定款の規定に基づき、議事進行がなされている臨時株主総会において、株主の立場の津市として、意思を表明したものです。

たったこれだけ。何一つ質問に答えていません。解任に反対した理由は何ですか?との問いに、きちんと答えられない事情があるようです。そして、不公正な議事運営を擁護しなければならなかった理由があるようです。ですが、それを公にできない・・・ようです。
株主としての判断があるとしても、それは地方公共団体としての公共性・公益性を持ち、住民の福祉の向上に役立つ結果を導くために発揮すべきものであって、株主総会の一局面において自分が理不尽な挙動を示す理由として言うべきことではないのです。それを言う前に、もっと素朴な印象として、公人としてあるべき態度なのかなぁ、役所というところは、抽象的な概念である社会正義を具体的に行動で表すのが本来の姿じゃないのかなぁ、津市には正義はないのかなぁって、思ってしまうのです。 (続く)    住民HD


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