仰天!!稼動前なのに、たった1基で参照値を上回る
皆様こんにちは。
住友林業が、ここ青山高原に風車1基を建設して早4ヶ月あまり。もう1基はタワーとナセルの状態で止まっていますが、コロナも猛威を振るっている中、体調などは大丈夫でしょうか。
今日は、大切なお知らせがあります。
2019年1/28~31(3日間)、2021年夏季8/28~29日、秋季11/27~28日(各24時間)と、3回に亘って行われたガーデンヴィレッジでの、自主アセスメント(2019年)、騒音調査2回(2021年)を、さまざまな角度から比較検討しておりましたら、大変な事実が判明いたしました。
なんと、現在、たった1基と、タワーのみなのに、「心身に係る苦情に関する参照値」を超えた値が検出されているのです!!11月の秋季の調査結果報告に掲載されていました。色々記事を見てますが、稼動してない1基だけで、こんなの聞いたことがありません。
稼動してしまったら、どれだけ凄いことになるのやら・・・。
低周波域の80Hzで、参照値41dBという音圧なのですが、2019年の時は32.9dB、2021年の夏季は36.5dB、そしてついに秋季で42.6dB (保健休養地の風車建設資材置き場の辺りは43.9dB)と、稼動前から参照値を超えてしまったのです。しかも、凄い勢いで音圧が上昇中です。
通常の騒音で41dBというと、そんなに大きな音でもないのですが、低周波音の場合、物体を振動が伝播してくるとでもいうのか、重低音の領域なので、大きさの割りに、非常にわずらわしく感じる音であるからたまりません。風車稼動中のエリアならまだしも、稼動前から参照値超えとは、前代未聞の領域ではないでしょうか?これを見つけた時には、我が目を疑いました。
これは、睡眠障害へのリスクを増加させる可能性がある音圧に達している。といった怖いもので、ここから、自律神経系がダウンしてしまったりするのですから、これ以上の建設は、非人道的であると思えます。まだ、建設中の稼動前。しかも、たった1基。
調査結果には目を通しているはずなのに、試運転をするというのは、どういった神経なのでしょうか。このことには一切何も触れず、見て見ぬふりを決め込むつもりなのでしょうか。
この、心身に係る苦情に関する参照値というのは、本来、風車の騒音には使ってはならない参照値なのです。しかし、同じ低周波音ということで、いつまで経っても、参照されてしまっているようなのですね。しかし、今回は、これを掲載頂いたおかげで、80Hzの帯域で、心身に危険な音圧が発生しているということに気づけて良かったと思っています。
しかし、その甚大な事実が判明した騒音調査の地点は、風車稼動後の調査地点から理由無く外されてしまっているのです。2019年の時は、周囲に住宅が無く、静かな環境ということで住友林業の以来を受けた調査会社、一般財団法人三重県環境保全事業団が、設定したポイントであり、3回の調査を通して、唯一、同じ地点で比較のできるポイントであったにも関わらずです。
どう考えても、夏季の調査後、高い音圧が出ている地点なので、稼動後は参照値を超えそうだから外したものと思えてしまうのですね。でも、稼動前から出てしまった!
更には、2021年の夏季、及び秋季の調査時は、ほとんど風車が稼動しないような風速の日に行われていたのに、この高い音圧であったのです。風速は、夏季で大2.8m/s~最小0.2m/s (地点2は終日の平均風速0.8m/s)、秋季で最大3.9m/s~最小0.4m/sといった有様。
ただ、これだけ高い音圧は、やはり稼動前の1基というよりは、ここ、青山高原に乱立している、ものすごい数の風車群から影響を受けていると考えた方が良さそうです。航空写真で数えてみただけでも60基は下らない数があるのです。当地は、一番近い40基ほどの風車群からは、3km程度の距離になるかと思うのですが、風の無い日でも、減衰し難い低周波域は、相当到達しているようで、離れていると思っていたから、こちらの方もすごく驚いてしまいました。
それにしても、誰一人取りこぼすことのない・・・って、本当なんでしょうか。今でさえ、
3kmほども離れていて、こんな状態。そこに、当地の境界から一番近い風車迄500mを切るような場所に4基も建設される許可が下りるなんて、もう、この国は、おかしくなってしまったのではないかと、本気で考えてしまいました。
今、住友林業の代表取締役社長を始めとする、全ての社員の皆様に問いかけたい気持ちです。
「自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである」のでは?と。
P.R
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