津市長に公開質問状

 

1月21日、津市長に宛てて、以下のとおり公開質問状を出しました。


津市長 前葉泰幸殿                                                                      

                            住友林業三重風力発電所建設に係る津市の認識等についての公開質問状

私たちの会は、青山高原保健休養地の豊かな自然と住みやすい環境を守ることを目的とし結成されました。現在、津市白山町垣内付近に建設中の風力発電所につき、住民および周辺の地域住民の皆様に向けた情報提供・問題提起を行っています

住友林業株式会社は建設中の風力発電所につき、工事を「一時停止」する意思を表明し、現場の保全工事等を1月末まで実施中です。しかし、この風力発電所は当地から最短で約650mの距離にあって、建設工事が再開され完成したときには当地約760人の土地所有者・住民に財産価値の毀損及び超低周波音等による健康被害の発生が確実視されます。

津市におかれては、既に青山高原ウィンドファームの主要出資者として様々な経験をお持ちです。加えて、「いろいろな報告が上がってこない状況を作っていたことに責任がある」(伊勢新聞令和31217日)との反省から今は市長から末端まで組織に隈なく問題意識が共有されていることと拝察します

そこで以下の事をお尋ねします。

     住宅地近くの風力発電所建設に対し、市はどのような基本的認識をお持ちでしょうか。

     住民の福祉を増進する地方公共団体として住民保護の観点から、また青山高原保健休養地内にあるキャンプ場などの施設を所有する津市として同施設利用者保護の観点から、風車の健康への影響につき、市はどのような認識をお持ちでしょうか。

     健康被害の出る場所に住みたいとは思わないのが人の常で、現に静岡県東伊豆町の風力発電所付近で地価半減の実例がありますが、このような財産価値の毀損を生む風力発電所の建設に対し、市はどのような認識をお持ちでしょうか。

     市は青山高原保健休養地管理株式会社の出資者であり、同社の経営に深く関わっています。風車建設による同社経営への影響について、市はどのように認識されているのでしょうか。

     国の再生可能エネルギー事業計画策定ガイドラインによれば、事業者は「計画の初期段階から地域住民と適切なコミュニケーションを図る」とされ、また「具体的なコミュニケーションの方法について、自治体と相談するように努める」とされています。住友林業三重風力発電所について、市は計画の初期段階において、いつ、誰が、どこで、どのように相談を受け、どのように対応していたのでしょうか。

以上の質問につき、本状受理後2週間以内に文書でご回答ください。

なお、本状及び回答文は当住民の会のブログ及び標記風力発電所に関する記者会見に併せ公表します。                                 以上

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