誠意のない風車事業に壊された暮らしとは?:住友林業の風車問題に振り回された1年を振り返る

 みなさま、新年あけましておめでとうございます。

青山高原保健休養地は、雪の新年を迎えております。


昨年1年を振り返ると、住友林業の風車が建設中であることを知った8月から

本当に、風車問題に振り回され、生活を、暮らしを壊されてしまった1年でした。


最近、各地で見る「風車問題」

ニュースだけ見ていると分かりませんでしたが、

壊されているのは自然だけではありません。

そこに暮らす人々の「暮らし」自体を壊してしまうんだという事を、

当事者になってはじめて、実感しております。


普通に仕事を持ち、毎日を忙しく暮らす人。

一生懸命働いて、やっと余生をのんびり暮らそうとしていた人。

あれやこれや、この地をもっと居心地の良い場所にしようと計画していた人。

病気の療養に、やっと「良い場所を見つけた!」と喜んでいた人。


それぞれの「暮らし」が、住友林業の心ない事業の進め方によって

ガラガラと壊されてしまった1年でした。


住民たちが集まって協力し合い

署名を集め、役所に相談に行き、風車の勉強会を開き、毎晩調べごとをし、

開いた事もない記者会見を開き、新聞社の取材を受け、、、

本当に時間も、体力も、精神力も使い、皆がヘトヘトになりました。


仕事に支障をきたしてしまう人。

毎年楽しみにしていた野菜作りができなかった人。

休みを返上して走り回っているうちに、体調を壊してしまった人。

そして、こんな事がなければする必要のない議論や争いに疲れる事もありました。




家の間近に立つ風車。

せっかくの伊勢湾の景色の前に、今日も立ちはだかっています。


風車は止まっていますが、近いうちに、航空障害灯がつくそうです。

航空障害灯近くのマンションなどでは、不眠などの被害が出ているようですので、

あらたな心配が生まれました。

そして、昼間の景色のみならず、、、せっかくの夜景まで、壊されるようです。

説明会では、一切説明がなかった話が、また、出てきました。


人々の暮らしを大切に、、、と謳っている住友林業が、

そこに住む人々の暮らしも調査せず、ガイドラインも守らず、

私たちの「暮らし」も、「景観」も、そして私たちの「健康」までも脅かそうとしてる事に、あらためて憤りを覚えます。


今年こそは、また、静かで美しい高原の暮らしが戻りますように。

心から祈るばかりです。


住民O.W



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