SDGs  新しい時代の企業

 株主・投資家にとって好ましい企業は、かつては配当の高い企業、儲ける企業であった。しかし、それだけを基準に投資していた昔、私は痛い目にあったことがある。

今、どうだろうか。投資家から見ても一般社会から見ても、利潤追求だけでなく別の行動基準をも併せ持つことを要求される時代になっていないだろうか。別の行動基準とは即ち、人がマナーを守り互いに思いやる道徳的存在であることを常に求められているように、企業も地域社会を支え環境を守ることが求められており、それに積極的な企業が優先的に社会に存続することを許されているのではなかろうか。

いや、コロナによって貧困にあえぐ層が増えた日本に、そこまで成熟した社会は期待できないとの反論もあろう。しかし、住友林業の株主の23%は外国法人である。彼らは国際企業たる住友林業を見ている。その眼に日本流の価値判断の基準はない。SDGsを掲げ、実行する者が、懐の深い将来性豊かな企業と彼らに評価され、投資対象になっているのではなかろうか。顧みて日本が未成熟の社会であるならば、新しい在り方を示すことのできる企業こそが、次なる時代を切り開いていけるのではなかろうか。   住民 H..

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