住友林業に伝えたい事「全く知らない間に工事用の道路ができ、あれよあれよと風車が建てられたのです」住人の声
住人から住友林業に伝えたい事。
今日は、子供もの頃から当地に親しんできた女性の意見書をご紹介させていただきます。
30年程前に、山が大好きな父が建ててくれたログハウス。
大阪に暮らす私たちの人生に、この地は「特別」を与えてくれました。
今は高齢になり、思いはあっても、なかなか青山高原に行けなくなった父が、
現役のサラリーマン時代、週末になると待ちきれない様子で、
母と青山へ向かっていた頃が懐かしいです。
今は私の夫が、あの頃の父のように、週末の青山に思いを寄せています。
学生時代、OL時代を通して多くの友人と共に過ごし、
新しく家族を持ってからは、ここで子どもたちや両親、姉家族と大切な時間を過ごしました。
入口のキャンプ場だったところが、数年前から工事の基地のようになりましたが、まさか
あの地に、あんなに近くに、風車を建てるためのものであるとは全く知りませんでした。
突然、何も知らない大阪の両親のもとに、風車の資料が送られてきて、私たちも初めて知
ることになりました。
「問題ないですよ」と言わんばかりに、周到に用意された資料に恐怖を感じました。
全く知らない間に工事用の道路ができ、あれよあれよと風車が建てられたのです。
こんな事があるんだ...住友林業のような大きな会社がこんな事をするんだ...
できるんだ...という驚きと、哀しみと怒りを覚えました。
私たち家族に「特別」を与えてくれたこの地。
この景色を見ながら散歩をするのがとても好きで、心地よく、大好きな時間だったのに、
突然割って入ってきた、風車がある景色に心が痛みます。
散歩中、話題にするのもつらく、目を背けてしまいます。
SDGsの錦の御旗のもと、風力発電の有効性もよく分からないまま、大切にしてきたのものが壊されてしまいました。
しかし、落ち込んでいる場合ではない、目を背けてはいけない、自分たちの問題であり、
譲れないものがあるのだと意見書を書いております。
どうしても、どうしてもあの場所である事に納得ができません。
あんなに綺麗な景色を、風通しがいいから、風力発電に向いているからと次々と破壊していったらこの国はどうなるのでしょうか?
私たちが長い間大切にしてきたもの、私たちの人生に「特別」を与えてくれたこの地を、
どうか元に戻して、返して下さい。
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定住者はもちろん、この土地に長く関わってきた人は多く、本当に多くの方が
何も知らないうちに風車が立ってしまった驚きと悲しみと感じています。
住友林業のみなさまに、どうかこの悲しみや思いが届きますように。
住人O.W
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