低周波で睡眠障害? そのメカニズムがわかった

 これ、三か月前ですが、ネットで見つけました。「秋田県再エネ海域利用法に基づく協議会」の資料のようですが,「風力発電施設における騒音及び 超低周波音について」というのがありまして、

『風車騒音は知覚できない超低周波音ではなく、通常可聴周波数範囲の騒音の問題』とか『風力発電施設から発生する超低周波音・低周波音と健康影響については,明らかな関連を示す知見は確認できない』と書いてあるんです。

要するに低周波の音は人のカラダへの影響はないとされている、だと。当初はそうかなと信じていました。

だけど、風車の近くの人に睡眠障害が多いという事実があるんです。厳然たる事実が。だから文献を集めてコピペでまとめて、分ったつもりになるんじゃなくて、自分で調べて考えることにしました。

低周波。20Hz以下は人間の耳には聞こえません。20Hzといえばピアノの鍵盤の一番左よりもう少し左の音で、聞こえないからピアノにその鍵盤もない・・・字数が限られているんで、くだらないことは止めて・・・、聞こえなくてもほかのカラダの器官は反応するんです。

例えば三半規管は1~2HZ、触覚を電気信号に変えて大脳に伝えるためのセンサが皮膚表面にあり、そのセンサの一つメルケル小体は16Hz以下の圧力に、マイスネル小体は5~50Hzの範囲の圧力に反応します。だから、撫でる摩るってぇときにゃ、この周波数でやるといいんです。また皮膚深部にもパチ二小体ってものがありまして、こちらは50~600Hzの振動・圧力に反応します。このほかにも、アタマ全体は4~7Hz,脊椎は5~6Hz,内臓は10数Hz,上腕・太ももの筋肉は12~13HZの振動に反応します。ここで振動と言いましたが、音圧と言い換えても同じです。

ところで、モノにはすべて固有振動数があり、その固有振動数と同じ振動数で外力を与え続けると振幅は次第に大きくなり、ついにはそのモノは破壊に至ります。これを共振といいますが、この共振が風力発電所近くに住む人の体内で起きているのです。例えば12Hzの強い音圧があったとしても、耳には聞こえませんが、上腕や太腿の筋肉は微細に揺すられ続けているのです。これでは眠れるわけがない。風力発電所によって低周波が発生する、その低周波は人体のいろんな器官で共振を起こす、だから眠りが浅くなる、寝付いてもすぐ目が覚める、そういうメカニズムがあるんです。そんなとき仏壇では仏像が動いたり・・・。そういうことです。あ、そうそう、人によって固有振動数が違いますので、睡眠障害も起こったり起こらなかったり、というのはあり得ます。

           住民 H.D


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